オーボエのチューニング法について
オーケストラが一斉にチューニングする際、オーボエでチューニングします。まず最初に「A」を出す事でおなじみの楽器です。
なぜオーボエのチューニングかと言いますと(最初に「A」を出すのかには)諸説があります。
音程が一番安定しているのがオーボエだからとか、基本的にリード以外で基準音のピッチを変えられない楽器なので仕方が無いからなどオーボエのチューニングの説にはいろいろあります。慣習になっているのかもしれません。
オーボエとかイングリッシュ・ホルン等は管の長さを変えられないため、A=440用、A=442用など、基準音にあわせたリードを用意しておくことになります。
オーボエのチューニングはこのリードに設定されているので他の楽器と違い必要ないわけです。
リードを基準音に合わせたら次は吹き方で微調整します。このリードですが天然の植物を使ってあるため時にはハズレもありますので事前に調べておかなければいけません。たくさん揃えておく必要があります。
リードが乾くこともあるので水も湿らせるために準備しておかなければいけません。オーボエチューニングの細かい点については現在デジタル式やアナログ式のデジタルチューナーで合わすという便利な方法があります。
ピアノ協奏曲の場合はコンサートマスターがピアノの鍵盤でラの音を叩いて、みんながそれにあわせます。オーボエは演奏の見えないところで活躍しています。